指導方針

ロシア ワガノワメソッドによる指導

ワガノワメソッドって?とよく聞かれます。

このメソッドでは、10~11歳で入学し、8年間、バレエを低学年、中学年、高学年、と順を追って上級まで学びます。

入学にも厳しい審査がされますが、入学後も定期的に試験があり、習得できていない生徒は落第する厳しい環境です。

私達もペルミ日本校で学んでいる時は学年ごとに実技と理論の試験があり、合格した人だけが次の学年に進むことができました。

その年齢、レベルに必要な学び

バレエというと、脚を高く上げたり、回ったり、素早く飛び上がったり、そのようなイメージがあると思います。

そのような難しい動きは高学年の動きです。そこへ到達するまでには、ゆっくり練習するだけではなく、動きを分解して教えていくような細かな過程が必要です。

とくに難しいテクニックを身に付けるには、初期の丁寧な動きのトレーニングが欠かせません。このメソッドは、バレエのパ(動き)を通して身体の基礎が学べるように組み立てられています。

教師の熟練も必要

それには教師の音楽の選択、動きの組み合わせが大変重要で、教師としての熟練も必要なのです。

私自身も、学校卒業後も勉強し続け、どうしたら生徒が無駄なくきちんと学べるか研究しています。

積み重ねが大切

そのように教え続けているうちに、基礎から 1つ1つ真面目に取り組んだ生徒はテクニックも楽に身に付けられることが分かってきました。
動きも自然になり、コンクールでも初参加で賞を頂ける生徒が増えました。

キャラクターダンス、ヒストリカルダンス

また、クラシックバレエのみならず、キャラクターダンス、ヒストリカルダンスも身に付けられるのがこのメソッドの特徴です。
学校のテストでも、クラシックと同じ比重で試験が行われます。

クラシックのバレリーナが向いている生徒とキャラクターダンサーが向いている生徒がいて、学んでみなくてはわかりません。
当スタジオでも、キャラクターで本領を発揮する生徒もおります。

小学校低学年の生徒には、ヒストリカルダンス(宮廷舞踊)を指導しています。こちらは簡単で楽しく、動作のマナーがたくさん学べて、生徒たちも楽しんでいます。

レベルや年齢に合わせ、幅広くきちんと伝えたい

当スタジオでは、趣味でバレエをされる大人・子供の皆さんにも、きちんとお教えします。

趣味だから、いい加減でよいのではなく、音楽や設備もそろったよい環境で、バレエの成り立ちをよく理解して、本当に深く楽しんでいただきたいですし、尊い1つの事を身に付けようとしていることを誇りに思っていただきたいです。

楽しいスタジオに

スタジオに学びに来てくださる方に上下をつけず、真剣にレッスンする生徒全員を教師と生徒みんなで応援していく楽しいスタジオに、と思って 日々皆さんにお声かけしています。