児童2クラスの様子

児童2クラスの先週のレッスンの様子です!

9月に幼児クラスから進級した生徒たちも、だいぶ慣れてきました。
両手バーから片手バーのレッスンをするようになり、ワガノワの特徴のいろいろなポーズも学んでいます。
小さい生徒にとっては片手をバーに置いて片手を動かすというのは、上体を正しい位置に保つのがとても難しいようです。
でもみんなとても真剣にレッスンして、最初はあらあらという感じでしたが最近は大人でも難しい腕の位置なども保てるようになってきました。
クリスマスパフォーマンスで成果がお見せできるのが楽しみです。

小学校1、2年生です。本当に上手になりましたね~(感心)。
これは第2アラベスク、美しい形です。
まだスキップができない頃に入会した生徒もすっかりお姉さんになりました。

ここまでの道のりには、モチベーションが下がってやる気が下がったり、楽しいけれど集中力がなくなったり、色々ありましたが、お母様と一緒に話し合いながら、乗り越えてきました。
過去にそのような経験のある先輩のお母様の助言もありました。
すぐにあきらめずに乗り越えて、そして今は十分に学ぶ力や集中力もついて、積極的にレッスンを楽しめるようになりました。

レッスンが楽しい、というのにも色々な種類があると思うのです。
お友達と会っておしゃべりしたり、遊んだりするのが楽しい、というのもあります。
自分が努力してできるようになったことが楽しい、次々に難しくても新しいことに挑戦するのが楽しい、などもあります。生徒たちは小さくても、ちゃんと違いが分かっているように感じます。

クリスマスにお見せする、ポロネーズという踊りがあります。
2人で手を繋いで、歩くだけのもののように見えますが、音楽に合わせる、強弱のリズムをつける、上体を引き上げて保つ、手のつなぎ方を正しく保つ、相手の顔を見る、貴婦人のように動く、1番のポジションを通る、つま先を伸ばす、笑顔を保つ、など、10個以上の事を同時に行っています。

私も生徒と一緒に手を繋いで練習しますが、小さな生徒が全身の神経を研ぎ澄まして、集中しているのが分かり、本当に感心したり感動したりしています。

子供というのは、本当に全身で学ぶ力がありますね。
これは運動神経がよいとか悪いとかではなく、脳と身体のつながりを作っていく作業だと思います。
レッスンがただ同じことの繰り返しで簡単すぎれば、このような能力は育たないのではないかと思います。

ワガノワメソッドは、手や顔の向きなどが多種多様で、バリエーションに富んでいて、見た目には分からない(もちろんこのメソッドを学んでいれば分かりますが)難しさがあります。
感受性の細やかな美しい踊りをすることができるようになるのは、そのような基礎の力からきています。

沢山のことに同時に気を配れるというのは、品のよい動きにもつながります。
きっとそれはバレエだけに役に立つことではないのかもしれません。

みんな、時々少しの我慢があるかもしれないけれど、頑張ってくださいね。