8日土曜日は濱田先生のレッスンでした。成人と中学生以上の生徒が参加しました。
まずは丁寧なバーレッスン、先生が歯切れ良いお見本を見せて下さり、生徒一人一人に細かく注意してくださいます。もっと身体を引き上げて、そして気持ちが内にこもらず、外へ外へ明るくなど、イメージのつかみやすい、分かりやすいレッスンです。
後半は、パドドゥの基本練習をして下さいます。
男性と組んで踊ることは普段はできないので、とても勉強になります。
重心をより正しい位置に保たないといけないですし、軸を強くして長く立っていなくてはならないですし、いつものレッスンにはないような気付きがあり、とても楽しいレッスンです。
いざパドドゥの役をもらってから困ることなく、伸び伸びと挑めるようになってもらえるといいなと思い、中学生以上の生徒にはこのような機会を持てるようにしています。
いまのところ、短い時間内ですので、お月謝の範囲内で参加できます。
ご希望があれば、何人か集まれば、先生にお願いして特別にパドドゥの講習会を開くことも可能です。
人生のなかで、パドドゥを舞台で踊れる機会は、数えてみるとそんなにないものです。
そんな貴重な機会に思いきり表現できるように、練習の機会を持っておくことも大切だと思います。
皆さん、どうぞ積極的にバレエに関わっていってくださいね。
やりたいことをやってみる、舞台でも踊らせてもらえるように練習する、一生懸命やる人を応援しない人なんていません。
勇気を出して、色々なことにチャレンジしてください。
意外とすぐに年をとってしまいますから(笑)。
ついでに、ここで、バレエの上達に大切な時期について、私が思うところをお話いたします。
当スタジオでの15年の観察から、思うところです。
バレエの上達に一番大切な時期は小学校高学年~中1位のようです。
この時期にレッスンを増やして基本をしっかり練習して感覚をつかんだ生徒はその後伸びる生徒が多いようです。
とくにテクニックをつけやすくなります。
当スタジオでも、コンクールで賞を取ったり、パドドゥをきちんと踊れるようになる生徒はこの時期に週3回以上を保って、もし受験をしたとしてもぎりぎりまでなんとか週1,2回を保って、舞台もできるだけ出続けることが出来た生徒がほとんどです。
この辺りの地域は、勉強に重きを置く学校やご家庭が多いので、受験の時期に1年間お休みをしてそれから徐々に復帰を、という方もいらっしゃいますが、もし、バレエも上達したい、ヴァリエーションやコンクールにもチャレンジしたいというのであれば、週1回でもレッスンを続ける計画を立ててください。
1年休んで戻ってきたときに、こちらから見てそんな風に見えなくても、本人が弱腰になってしまって(というのも、中学生になると気持ちも大人になって他人と比べる気持ちがつよくなるのので)その後のレッスンの臨み方が弱気になってしまい、本当ではない実力になってしまうこともあるからです。
とはいえ、頑張る時期や伸びる時期は人それぞれに違います。
人生の中での環境や精神的なものの影響は大きいです。
私個人で言えば、大人になってからが一番学びましたし、踊ることも楽しみました。
人それぞれ、頑張る時期をスタジオの中で応援していきたいと思っています。